県ネットワークは、今年度から3年間、全国こども食堂支援センターむすびえさんの、2023年度 休眠預金事業(通常枠) 「居場所のインパクト可視化を通じた地域活性化事業-居場所と地域のエコシステムの同時強化-」に取り組んでいます。本事業は、「居場所の価値を見える化し、こども食堂を中心とした地域の関係強化や活性化をめざす」ものです。私たちだけでは力不足なので、島根県益田市に事務所を構える(一社)持続可能な地域社会総合研究所(以下「持続総研」)のみなさんのお力を借りながら、事業を進めています。その第1弾は、「こども食堂」と地域の居場所ワークショップ。呼びかけに応えて、16カ所ものこども食堂さんが、調査に協力してくださることになりました。第1回(6/30)に、持続総研所長の藤山浩さんから、「地域社会における居場所つくりとつながり診断」と題してご講義をいただきました。今回は第2回(9/29)。いよいよ各こども食堂が地域で作ってきたつながりを、模造紙に可視化していきます。教育、福祉、コミュニティなどの分野を横軸に、自治会→地区内→市内→県内というエリアを縦軸にして、つながりのある各団体を配置。加えて、いつ頃からかかわったかという時間軸もマークで示していきました。どの食堂さんも熱心で、作業はたいへん熱を帯び、持続総研のスタッフさんもテーブル間を飛び回りながら対応してくださいました。最後に、3分ずつ発表をしていただきましたが、
・活動歴が短いところもあるが、分野をまたいで驚くほど多くの団体・個人と関わりを持っている・関わりの広がり方は食堂によってそれぞれ違いがある
・「ここがきっかけだった」というブレイクスルーポイントがある
というような気づきがありました。次回第3回(12/6)は、この関係図を天気図にしていきます。台風の目はどこにあるか、前線が停滞しているところ、とっても晴れているところ…天気図からどんなことが見えてくるのでしょう。非常に楽しみです。
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